2018年05月29日

Kenya AA louis glacier 2007年物

薬草のような香り、ダークチョコのようなほのかな甘み、柑橘系のフルーツのような酸味。
それぞれがまだ花開く手前。
仕入れてから10年経つケニア豆はまだまだ途中にある、という印象を残す。

24年前の開店当初から、そういえばそこからさかのぼってさらに7~8年前からだから
ケニア豆はもう30年以上焙煎している。
今世間ではどんな味わいで提供されているのかは知らないけど、当時のコーヒー屋さんでは
バリバリの深煎りが一般的だった。炭化したような強烈な苦味のコーヒーだった。
今のように”フラワリー”とか”フルーティー”とか、そんな表現とは全く無縁のコーヒーだった。

焙煎度合いからいえば、ふたハゼ直前。
ケニア豆にとって、香りが濃くなり味わいが太くなる瞬間。
機屋では”深煎り”に属するコーヒーだけど、酸味を残しながら苦味へ変わっていくポイントで
煎り止めするタイミングは30年前から変えていない。

2018_0529_louisglacier.jpg


盛岡は春が過ぎて、新緑の5月ももうじき終わる。
なかなか落ち着いた時間を過ごすことが叶わない日々だが、
珈琲を飲みながら、季節を感じる日常を大切にしたい。


posted by 機屋店主 at 08:34| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする