2018年05月31日

Colombia emerald mountain

かつてコロンビア産コーヒーの最高級と謳われた「エメラルドマウンテン」を久しぶりに仕入れた。

商社とのやり取りで、
「こんなに高価なコロンビアを仕入れるならば、半分の仕入れ値でそこそこのコロンビアはある」
その言葉が耳に残って離れないでいたので、確かめたい衝動が高まってイシドロ農園を仕入れて比較した。

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自分の答えとしては、「エメラルドマウンテンに一票」。
古き良き懐かしさすら覚える、クラシックで洗練されたコロンビア。

コーヒーは嗜好品ゆえに一番美味しいということはまず在り得ない。
美味しさの感覚は人それぞれにあるし、自由な感覚で味わいたいもの。

コロンビア豆の、その次の味わい(10年後20年後の)を味わいたくて
コロンビアナリーニョ1995年物を焙煎した。
posted by 機屋店主 at 00:02| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

Kenya AA louis glacier 2007年物

薬草のような香り、ダークチョコのようなほのかな甘み、柑橘系のフルーツのような酸味。
それぞれがまだ花開く手前。
仕入れてから10年経つケニア豆はまだまだ途中にある、という印象を残す。

24年前の開店当初から、そういえばそこからさかのぼってさらに7~8年前からだから
ケニア豆はもう30年以上焙煎している。
今世間ではどんな味わいで提供されているのかは知らないけど、当時のコーヒー屋さんでは
バリバリの深煎りが一般的だった。炭化したような強烈な苦味のコーヒーだった。
今のように”フラワリー”とか”フルーティー”とか、そんな表現とは全く無縁のコーヒーだった。

焙煎度合いからいえば、ふたハゼ直前。
ケニア豆にとって、香りが濃くなり味わいが太くなる瞬間。
機屋では”深煎り”に属するコーヒーだけど、酸味を残しながら苦味へ変わっていくポイントで
煎り止めするタイミングは30年前から変えていない。

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盛岡は春が過ぎて、新緑の5月ももうじき終わる。
なかなか落ち着いた時間を過ごすことが叶わない日々だが、
珈琲を飲みながら、季節を感じる日常を大切にしたい。


posted by 機屋店主 at 08:34| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

Toraja G1 sulawesi / indonesia

あと残り1週間で5月も過ぎる。
時間の流れがとてもとても速い。追い付かない。
でも珈琲を飲む時間はその流れを緩やかに減速させてくれているようだ。

Toraja G1 sulawesi / indonesia

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苦味の美味しさはインドネシア産の珈琲に勝るものはない、と思う。
煎り具合を慎重に見極めて、苦味がかぶらないようにじっくりと火を通して
焙煎の進行の中で甘さが太くなる瞬間をとらえて火からおろす。
この過程の中にはたくさんの逡巡があり、気持ちを決したときからまた逡巡がわいてくる。

ほろ苦い珈琲の味に今日のあれこれを振り返り、また明日につなげたい。

posted by 機屋店主 at 22:30| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

Colombia san ishidro

過去にカップオブエクセレント(COE)入賞経験を持つコロンビア豆。

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これまで、そんな尺度で珈琲豆を仕入れることなどしてこなかったわけだが
知らずにやり過ごす気にもなれず、仕入れてみることにした。


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COEの実績は侮れないし、エメラルドマウンテンのような“ツクラレタ品質”よりは
味わいに信用がある。
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これは取引業者の言葉。
エメラルドマウンテンにとても大きな信頼を寄せている自分にとっては
「???」のマークだけが頭に残った。

早速焙煎してテイスティング。

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コロンビアに感じる草木のような爽快感やミネラルっぽい硬質な味わい。
そのあとにつづくほんのりとした甘みのようなモノがある。
“ワンランク上の味わい”を感じるが、エメラルドマウンテンとの優劣を考えると
どちらにもそれぞれの良さがある。

コロンビア尽くしの毎日がつづく。
オーガニック、エメラルドマウンテン、COE入賞豆、果てはナリーニョ1995年物。
いろんな味があるから珈琲は面白い。


posted by 機屋店主 at 22:44| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

Guatemala SHB lagrima 2012年物

2012年当時、グァテマラ産コーヒーには偏見を持って焙煎していた。
なかなか気に入った仕上がりにならない。香りと味、アフターの余韻などなど
もっともっと美味しく焙煎できないものか!と悶々としていた頃。

今でも納得できる出来栄えの珈琲に出会うことの少ないグァテマラ産だが
それでも、アノ当時よりは自分の思い描く理想的な味わいに近づいている
ような気がしている。

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Guatemala SHB lagrima 2012年物

アノ頃、グァテマラという珈琲に自分がどんなことに迷い、どんな味わいを求めていたのか?
そんなことを思い出してみたい。
答えはひとつではなさそうだけど、こんな楽しみ方ができることに喜びがあるのかもしれない。

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お天気は今晩から下り坂。
ゆるりと身体を休めながら、コーヒーブレイクを愉しもう。

posted by 機屋店主 at 22:32| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする