2015年07月10日

EL SALVADOR PACAMARA hand roast

提出期限より一日遅れとなりましたが、今月の手網焙煎品評会の課題豆〔エルサルバドル パカマラ〕を午前中に焙煎しました。本店勤務のスタッフには、(“鶴の恩返し”ばりに)「決して焙煎室をのぞかないでください」とお願いしておきながら、30分の手網焙煎にチョー集中しました。

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今回から課題豆は、機屋の在庫ではなく他店舗の仕入れた生豆となったので、自分なりのテーマを組み立てて焙煎に挑みました。

テーマは〔情緒〕。
エルサルバドルは、日本のコーヒー市場においてもかなりの古株的なコーヒー
生産国。コロンビア、ブラジル、キリマンジャロ、グァテマラ、マンデリン、モカなど
ストレートコーヒーが定番のようにオンリストされている中、その末席あたりに
メキシコ、ブルーマウンテンなどと並べられて、エルサルバドルもその名があった。

学生時代を過ごしたトーキョー吉祥寺の「エコー珈琲店」で味わったサルバドルには
グゥーッと強烈なパンチを食らったような、鮮烈な苦味を覚えている。
また、隣りの武蔵境にある「ミネルヴァ」の女主人から、この豆を買い求めたときの
言葉も薀蓄に富んでいた。「ひと月経って味が落ち着くのよ。」この言葉は、今でも
呪文のように自分がサルバドルをお客さんに説明するときに必ず口にしてしまう。


さて焙煎豆はどうなったか?

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ふたハゼまでしっかりと煎り込むことを念頭に挑んだ。
自分にとっての、サルバドルにまつわる思い出が頭の中を去来していく。
「パカマラ」という特殊な条件など、きれいさっぱり拭い去って、
「エルサルバドル」というコーヒーの味わいと対峙しながら、焙煎を進めた。

始めの十数分間は、水分の含有率が多い印象もあったので、弱火で炎から15p離したところで
必死に網を振り、「遠火の強火」を意識しながら同じ距離で炎を少しずつ強める。
終盤になると、もはやハゼ音なども気にならなくなり、網の豆のほうから煎り止めのサインが
でてきた(と感じた)ので、焙煎終了。

さて、出来栄えは??

posted by 機屋店主 at 16:50| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする