2014年11月05日

Mocha mattari 1993 (yemen)

休日の店内。
この日はモカマタリ1993年物(オールド)のテイスティングをすることを
前々から決めていた。

休日なのでテンションはそんなにあがらず、なんとなくぼやーっとした気分で
お湯を沸かし、ネルをたたき、マタリ’93の香りをかぎながら、グラインドして
またその香りをかぐ。
否が応にも本能が刺激されていることがわかるほど、自分の五感がマタリの香りに
収束されていく。

どんなイメージを持ってこの珈琲をドリップしたのか、正直全然覚えていない。
立ち上る香りにただただ神経が奪われたのかもしれないが、それも定かではない。

2014_1105_oldmocha.jpg

ひと口含んで、未踏の空間に踏み込んだような、もしくは空想でもよくわからないけど
ラビリンスに迷い込んだような、不思議な感覚になった。
「なんじゃ、こりゃ。これってコーヒーの味か?」
なんとも恥ずかしく、ボキャブラリーの貧困さに困惑するが、それしか言葉に出なかった。

2014年も終盤にさしかかり貴重な経験となった一杯の珈琲。
こんな珈琲が、機屋にあることを心から嬉しく感じた瞬間でした。

posted by 機屋店主 at 20:31| 珈琲のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月04日

集まる珈琲豆

珈琲屋を20年もやっていると、懇意にしてくれるお客さんから
各地のコーヒー屋さんの珈琲豆をお土産で頂く機会が増える。
(お客様には心から感謝です)

2014_1104_coffeebeans.jpg

機屋の珈琲豆のテイスティングも追いつけないでいる日々ではあるけど
やはりちょっと違った刺激は日々感じている“勘違い”を正してくれる。

思い思いの珈琲豆だが、“意思を感じるもの”や“哲学や思想を感じるもの”は
そんなに多くはない。

たかが珈琲、されど珈琲。

20年前に珈琲屋をはじめたときに強く想った感情を今も持ち続けることは
そう簡単なことではなかったと思うけど
それがなければこんなにも楽しい時間はなかったのかもしれない。


posted by 機屋店主 at 09:22| 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする